シェイプド(形を編む)の編み方|増やし目・減らし目

ハートやイヤリングのように、四角い帯ではなく 形そのもの を編むのがシェイプド仕立てです。つぶずかんでは番号入りの「編む順チャート」で示していて、番号=糸を通す順。ここでは土台の作り方と、形を出すための増やし目・減らし目を説明します。

シェイプドはブリックステッチで編む

シェイプドの図案は ブリックステッチ で編みます。前の段のビーズとビーズの間に渡っている糸(渡り糸)に針を通して、レンガを積むようにビーズを足していく技法です。ペヨーテと違い、端で自由に幅を増やしたり減らしたりできるので、輪郭のある形を作れます。

ブリックステッチ:前段のビーズの間の渡り糸に針を掛けて、レンガのように半目ずれで積み上げる。ビーズの穴は縦向き

1. ストッパービーズをつける

糸端から 15cmほど の位置に、図案に使わない色のビーズを1粒通し、同じ粒にもう一度針を通して仮どめします。これが ストッパービーズ。編んでいる間に最初の数粒が抜けないための仮の重しで、最後に外します。

ストッパービーズ:糸端から15cmの位置でビーズ1粒に糸を2回通して仮どめする

2. 土台(はしご)を作る

  1. チャートの いちばん広い段(番号①…、図でピンクに囲った段)のビーズを 2粒 通し、もう一度同じ2粒に糸を通して にします。引き締めると2粒が横に並びます。
  2. 3粒目からは「1粒拾って、前の粒と輪にする」のくり返し。いちばん広い段のぶんだけつないで、はしご状の土台 にします。ここが編み始めの基準線です。
最初の2粒に糸を通し、もう一度同じ2粒に通して輪にすると、2粒が横に並ぶ
3粒目からも輪でつないで、いちばん広い段をはしご状の土台にする

土台の粒数が 奇数 のときは1粒目に 下から偶数 のときは 上から 糸を入れます。どちらも、土台を編み終えたときに 端の粒の上側から糸が出る(=そのまま2段目に進める)ようにするためです。2段目からは奇数・偶数どちらも同じ編み方です。

奇数は1粒目に下から、偶数は上から糸を入れる。どちらも端の粒の上側から糸が出て2段目に進める

3. 上半分・下半分を番号順に編む

  1. 段の編み始めだけ 2粒まとめて 拾います。端から1つ目の渡り糸に針をくぐらせ、あとに拾った粒に下から上へ 糸を通します。
  2. あとは 1粒ずつ。ビーズを拾い、次の渡り糸に針をくぐらせて、拾った粒に下から上へ戻る——これのくり返しです。
  3. 上まで編んだら土台に戻り、下半分 も同じ要領で番号順に編みます。番号=通し順 なので、迷ったら小さい番号から。
段の始め:2粒まとめて拾い、端から1つ目の渡り糸に針をくぐらせて、あとに拾った粒に下から上へ通す
段の途中:1粒拾い、次の渡り糸に針をくぐらせて、拾った粒に下から上へ戻る

4. 増やし目(端で1粒ふやす)

幅を広げたいときは 増やし目同じ渡り糸に2粒 付けます——1粒編んだら、いま使った渡り糸にもう1粒。端が1粒ぶん外側に張り出します。

増やし目:段の始めに最初の渡り糸へ2粒つづけて付けると、端が1粒ぶん外に張り出す

5. 減らし目(端で狭める)

1粒だけ減らす ときは、段の始めを 1つ内側の渡り糸 から始めます(端の渡り糸を1つ飛ばす)。これで端が1粒ぶん内側に入ります。

減らし目:端の渡り糸を1つ飛ばし、内側の渡り糸から段を始めると端が1粒ぶん内側に入る

2粒以上まとめて減らす ときは要注意。いきなり内側から編み始めると、糸が長く渡って端がゆるんでしまいます。そこで、前の段のビーズの中を数粒くぐって針を目的の位置まで移動 させてから、その渡り糸で編み始めます。こうすると糸が表に渡らず、端がしっかり締まります。

2粒以上の減らし目:前段のビーズの中をジグザグとくぐって針を目的の渡り糸まで移してから編み始める

つぶずかんの編む順チャートは、この増減も含めて番号どおりに並んでいます。番号が飛んで見えても、「前段のどの渡り糸に付くか」を1粒ずつ確認すれば大丈夫。輪郭の内側だけを編めばよいので、背景のビーズは通しません。

6. 仕上げ

編み上がったら糸始末をします。糸を近くのビーズにジグザグとくぐらせ、渡り糸に2〜3回ひと結びしてから切ります。イヤリングなどの金具の付け方は「パーツの合わせ方・金具の付け方」を参照してください。

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