ペヨーテステッチの編み方|最初の糸の通し方から

ペヨーテステッチは、ビーズを半粒ずつずらして編み地を作る、いちばん基本の技法です。つぶずかんの図案の多くはこのペヨーテで編めます。ここでは「最初の1粒目をどう通すか」から順番に説明します。

用意するもの

  • デリカビーズ(図案の色番号 DB を参照)
  • ビーズステッチ専用糸(KO糸・One-G など)
  • ビーズ針(#10〜#12 の細いもの)
  • はさみ・ビーズマット(転がり防止のトレイ)

糸は最初に 1.5mほど に切って使います(両手を広げたくらい)。作品ぶんを一度に取ると絡まったり毛羽立ったりするので、長い作品でも途中で 糸継ぎ をしながら編み進めます。やり方はこのページの最後に。

1. ストッパービーズをつける

糸端から 15cmほど の位置に、図案に使わない色のビーズを1粒通し、同じ粒にもう一度針を通して仮どめします。これが ストッパービーズ。編んでいる間に最初の数粒が抜けないための仮の重しで、最後に外します。

ストッパービーズ:糸端から15cmの位置でビーズ1粒に糸を2回通して仮どめする

2. 最初の2段を「まとめて」通す(ここが肝心)

ペヨーテのいちばん最初は、1段ずつではなく 下の2段分をまとめて 糸に通します。つぶずかんの番号入りチャートなら、いちばん下の段(番号1〜)を左から右へ順に 通していくだけ。この一列が、実は1段目と2段目の2段分になっています。

ビーズ1〜6を左から右へまっすぐ糸に通す。この一列があとで1段目と2段目に分かれる

なぜ2段分? ペヨーテは奇数番目と偶数番目のビーズが半粒ずれて並びます。最初にまっすぐ通した一列が、あとから見ると互い違いの2段に分かれる——これがペヨーテの正体です。

3. 3段目からが本番:出っぱりを拾う

  1. 通した列の端まで来たら、折り返して 3段目 に入ります。
  2. 新しいビーズを 1粒 拾い、前の段で 出っぱっている(手前に飛び出した)ビーズ に針を通します。
  3. また1粒拾って、次の出っぱりに通す——これのくり返しです。ビーズが1粒ずつ、谷を埋めるように入っていきます。
  4. 下から上へ 段を重ねていけば、チャートの絵柄が現れます。
新しいビーズ7を拾い、隣の6を飛ばして5の穴に針を通す。糸を引くと6が半粒下がり7がその真上に乗る
くり返すと7・8・9が3段目になり、まっすぐだった列が互い違いの2段に分かれる

つぶずかんのペヨーテ図は 番号=糸を通す順 です。1・2段目を左→右に通したら、3段目は右→左、4段目は左→右…と往復します。迷ったら番号の小さい順にたどればOK。

4. 端の折り返し:奇数目と偶数目のちがい

幅(横のビーズ数)が 偶数 の図案は、段の端まで来たら次の粒を拾ってそのまま反対向きに編み戻るだけ。かんたんです。

端で10を拾って9に通すと向きが反転し、4段目は左から右へ。下から上へ絵柄ができていく

幅が 奇数 の図案は、片側の端で2段ごとに 8の字ターン が入ります。端まで編んだら、端の糸に針をかけ直して折り返します。最初は戸惑いますが、「糸の出ている粒の下をすくって折り返す」と覚えれば大丈夫。各図案ページに幅が偶数か奇数かを書いてあります。

5. 編み終わり・糸始末

  1. 編み終わったら、糸を近くのビーズ数粒にジグザグとくぐらせます。
  2. ビーズの間の渡り糸に針をかけて ひと結び(ハーフヒッチ)。場所を変えて2〜3回。
  3. さらに数粒くぐらせてから、根元で糸を切ります。
  4. 最初のストッパービーズを外し、その糸も同じように始末します。
編み終わりの糸を、近くのビーズ数粒に向きを変えながらジグザグとくぐらせる
ビーズの間の渡り糸に針をかけ、できた輪にくぐらせて引くハーフヒッチ。場所を変えて2〜3回

6. 糸が足りなくなったら(糸継ぎ)

糸が残り 15cmくらい になったら交代どきです。ぎりぎりまで編み切ろうとせず、余裕のあるうちに 糸継ぎ をします。

  1. 古い糸はそのまま休ませておきます(始末はあとで)。
  2. 新しい糸(1.5mほど)を、いま編んでいる場所の少し手前から 数粒ジグザグ とくぐらせます。途中の渡り糸にひと結びしておくと、より安心。
  3. 古い糸が出ているのと同じ粒 から新しい糸を出し、そのまま続きを編みます。
  4. きりのよいところで、古い糸を「編み終わり」と同じ方法(ジグザグ+ひと結び)で始末して切ります。
糸継ぎ:新しい糸を数粒ジグザグにくぐらせ、古い糸が出ているのと同じビーズから出して編み続ける

結び目は編み地の中に隠し、糸端は粒の根元で切るときれいに仕上がります。

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